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MI.INCが倒産の危機を免れた知られざる理由【 MI.INC × 癒し処 コラボ企画 】
笠間ヒロシは疲れ切っていた。
夜の営みにおいては抜群の早さを誇るが、仕事に関してはめっぽう遅い。
しかし仕事は山積みで、軽いノイローゼ気味だった。
精神的に病んでいるためか、鏡の前で奇妙なポーズを取っている。
もともと仕事が遅いのに、体調不良も相まってその遅さは加速度的に増していく。
笠間「これじゃだめだぁ…会社が潰れてしまうんだなぁ…。」
ヒロシは誰もいない早朝のオフィスで、ひとり呟いた。
笠間「そうだ、以前から経営者仲間として仲良くさせてもらってる丸山さん…彼が営んでいる『リラクセーションサロン癒し処』に行ってみよう。」
癒し処に到着
笠間「丸山さん…いますか…。」
ドターッ!
笠間ヒロシは玄関のドアを開けた瞬間に、安堵して意識を失ってしまった。
意識のない状態で何事かを呟いている。呂律は回っていなかった。
丸山「どちら様ですか。」
笠間「ぼくです…カ、カタマヒロシです…。」
丸山「なに、片玉ヒロシだって?たけし軍団にいそうな名前だ。」
登場人物の紹介

名前:丸山 亮(マルヤマ アキラ)
郡山市で整体院『癒し処』を営んでいる。
その腕の良さと人柄が評判を呼び、リピーターが続出中。
笠間「…MI.INCのカタマです…。」
丸山「MI.INC…ああ、笠間さんでしたか!こんなになるまで働いて…なんて仕事熱心な人なんだ。」
笠間「申し訳ない。なんだか身体が動かなくなってしまって…。」
丸山「大丈夫ですよ。ベッドまで運んであげましょうね。」
笠間「ありがとう。ベッド近くまで来たので、もう大丈夫です。ハンガーをください。」
丸山「は、はい。(なんだ、普通に動けるじゃないか…。)」
丸山「それではベッドに横に…。」
笠間「この椅子は座り心地が良さそうだな!ここでやってくれたまえ。」
丸山「え、ええ…そちらでも結構ですよ。」
笠間「ではよろしく頼むよ!」
施術開始
丸山「気持ちいいですか。」
笠間「んっ…ちょっと痛いな!凝りすぎてるのかもしれない…激痛が走るんだ!」
丸山「それでは『痛みを感じなくなるツボ』を押してあげましょうね。」
笠間「おやあっ…何も感じなくなりました。不思議です!」
丸山「それでは引き続き施術を行っていきます。ベッドに横になってください。」
丸山「どうでしょうか。」
笠間「うーん、痛みが消えて気持ち良さだけが全身を包み込みます。」
丸山「サービスして、ちょっと強めに揉みますね。」
笠間「んはぁああああああ…!イイッ…!」
痛みとは何か
痛みは生体への危険信号とも言われている。
人は痛みに敏感であり、痛みを感じると危険を感じてとっさに避けようとする。
それは生物が長い歴史の中で培ってきた、生存本能なのだ。
痛みはつらいものだが、それと同時に身を守るための危険信号でもある。
『痛みを感じなくなるツボ』を押された笠間ヒロシは、危険信号を察知することが出来ない身体になっていた。
施術終了、そしてある異変
丸山「これで施術は終了です。お疲れ様でした。」
笠間「…。」
丸山「…笠間さん?終わりましたよ。」
丸山「し、死んでる…。」
丸山「とりあえず死後硬直へ至る前に、腕を折り曲げ…。」
丸山「ご臨終の仏様の顔に布を被せる…。よし、完璧だ!」
丸山「…。」
丸山「…いや、違う!このままじゃ俺は人殺しだ。笠間さんを助けなければ!」
医者を探す
丸山「お客様の中で、お医者様はいらっしゃいませんか?!」
シーン…。
丸山の呼びかけに応答する者は、いなかった。
丸山「…。」
癒し処の中心で、愛を叫ぶ
丸山「誰か、助けてください…。助けてください!」
シーン…。
丸山の悲痛な叫びに応答する者は、いなかった。
丸山「…。」
秘技・黄泉がえりのツボを押す
丸山「こうなったら最後の手段だ。『黄泉がえりのツボ』 を押す…しかし仮に成功したとしても、笠間さんは大きな代償を払うことになるだろう。」
丸山「考えてる暇はない!…生き返〜れ♡ 萌え萌えキュン♡」
丸山「…どうだ?!」
笠間「…あ〜だめだめ、そこは〜♡ 小指が立っちゃうから〜♡」
丸山「か、笠間さん…生き返ったんですか!」
笠間「どうしたの、そんなに怖い顔して。」
丸山「良かった…笠間さん。僕はあなたに謝らなきゃいけないことがあるんです。」
笠間「なんだね。」
丸山「実はやむを得ない事情があり、無断で笠間さんの『あるツボ』を押してしまいました。」
丸山「そのツボを押すと、男性の大事なもの…つまりその…睾丸が一つ無くなってしまうんです。」
笠間「…眠りから覚めた途端に衝撃的な事実を知らせてくれたな。つまりそれは…。」
笠間・丸山「本物の『片玉ヒロシ』の誕生…。」
笠間「冗談じゃない!お前の玉をよこせ!」
丸山「イタタ!引っ張らないで!やめてください!」
笠間「…ハァハァ。わかったよ。じゃあ腕相撲で勝負しよう。それでぼくが勝ったら丸山さんの片玉をいただく。いいな!」
丸山「わかりました。」
片玉を賭けて、腕相撲で勝負
笠間・丸山「READY GO! 」
笠間「うおおおおおおぉぉぉ!」
丸山「フン。」
笠間「キャンっ!」
丸山の勝利
笠間「わあああん、31年間片時も離れず兄弟のように育った玉次郎がいなくなっちゃった。」
丸山「睾丸に名前まで付けてたんですか。本当にごめんなさい。」
笠間「…潔く諦めるよ。まだ玉三郎がいるしね。」
丸山「それは良かった。もう一つ、片玉さんに謝らなきゃいけないことがあって…。」
笠間「なんだいそれは!玉三郎は渡さないぞ!」
丸山「そろそろ閉店時間なんです。色々ゴタゴタしてしまって、ちゃんとした施術が出来ませんでした。」
笠間「なんだ、そんなことか。構わんよ。」
丸山「そこでお詫びと言ってはなんですが、『猫背を治すツボ』を特別に押させていただきます。」
笠間「なに、そんなツボがあるの!ぼく仕事柄どうしても猫背になりがちだから、助かるなあ!」
丸山「ではさっそく。」
笠間「んはぁああああああ…!イイッ…!」
丸山「片玉さん、さっそく立ってみてください。」
劇的ビフォーアフター
Before
After
笠間「ウワー、すごい。猫背が治って、その上マトリックスみたいに背筋が反ってる!」
丸山「気に入ってもらえましたか。」
笠間「かなりいいね。突然誰かに発砲されても、この体勢なら避けやすそうだ。」
丸山「それではお気をつけて。」
笠間「またくるよ丸山さん!今日はありがとう!」
笠間「後ろを振り返らなくても別れの挨拶が出来るなんて、最高!」
その後、笠間ヒロシの体調は完全に回復し、MI.INCは倒産の危機を免れたそうな…。
おしまい。
店舗情報
丸山「普通は整体を受けても死んだり、片玉が取れたり、マトリックスみたいな姿勢になることはありません!安心してご来店ください!」
丸山「『マイノベブログ見た!』で10分延長サービスしちゃいます!」
住所:〒963-8071 福島県郡山市富久山町久保田字愛宕8
電話:024-933-0884
営業時間:9:00〜12:00、14:00〜18:00
定休日:毎月15日、月末日
備考:専用駐車場有り
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